今日の話で正しい事をいったのは旦那の両親だけでしたね。
女の方にも問題があるって、まさにその通りだった。

回想多い＆長い。
ものすごく流れが悪くてイライラしたー。
もうちょっと上手くまとめられなかったものか？
回想の方に力入れすぎて、現在の進行状況が説明不足だったし、
最終的に所轄完無視状態のまま花の里へ……って。

説明不足すぎて旦那さんの(詳細な)アリバイ証明がされた時点で、
視聴者的に犯人確定が決定。
おおよそのトリック(?)も推測出来ましたね。
なので、ストーカーの逮捕劇が茶番すぎて笑えた。
まァここはひとつ、笑いどころがあってよかった、と思おう。



しかし、この回想の長さは致命的だったなー。
もうそこばっか気になる！
これだけ過去を全面に押し出しておいて、被害者夫婦に対して感情移入が全く出来ないのは、
もはやこの過去不必要だった、って事じゃないですか？
硫酸掛けられた時は可哀想に、くらいは思ったケド、
恋人時代に(後の)旦那さんのミユキさんへの愛情とか、ミユキさん自身の苦しみとか、
全然伝わって来なかったものですから。
むしろ、二人とも愛し合ってないんじゃないの？
彼氏は両親に対して、
ミユキさんは元彼に対しての、
「意地」のようなもので結婚したんじゃないのか……？って思った。
この夫婦気持ちが繋がっていない印象だな、って思ってたら案の定のラストだよ。

あれほどしつこく過去を演出するなら、もう少し二人の絆を見せて欲しかったな。
ミユキさんの身体の傷は消えなかったケド「それでもいいんだ！ボクが幸せにしてあげるから！」
くらいの臭いシチュがあれば、少しはミユキさんの死に同情出来たのにな。
……あ、いや、あったな。
結婚式のシーンでそんな台詞がちらっとあったわ。
しかし、二人が別々の場所にいるって云うのが悪い。
花嫁をそっと見守る(見詰める)って演出のつもりかも知れないケド、
これ逆効果。
しかも花嫁があんまり幸せそうな顔してなかった。
女友達と、多分普通の会話してる。

ラストの奈落落とし(犯行の正当性を否定すると言う意味)では、
旦那の浮気発覚でミユキさんに同情的な展開になったケド、
元彼の子供を養育させられてた旦那さんの方がよっぽど可哀想。
これは怒っていいと思う。
結局ミユキさんは自分の事しか考えていなかった訳で、
生まれてみなきゃどっちの子か判らなかった、って云うのもあるんだろうケド、
強姦された事実は旦那さんには言わなきゃいけなかったと思う。
旦那さんの浮気を咎めていたケド、心変わりしない人間なんて稀よ。
交際ｏｒ結婚と同時進行だからモラルに欠けるってのも、どうかと思うね。
浮気を認める訳ではないし、私的には「浮気ダメ、ゼッタイ！」なんだけども、
それはあくまで理想論であって、
実際破局の原因って浮気がほとんどだから、ミユキさんに同情は出来ないなー。
ミユキさんの裏切りの方がよっぽど酷い。


脚本徳永さんなのー！ええーッ！
割と好きな脚本家だった……orz

テンポの悪さはともかく、
(過去)事件解決前に証拠品を返却してるとか、
作り話とは云え警察官による証拠汚染をペロリと喋るとか、
どうかしてるぜ、と言わざるを得ない根本的なミスが多かったんだけど！？
私が旦那さんなら、無罪勝ち取る自信あるよ。


一人感傷的になってるカイトくんがウザかったケド、
最後にウキョさんが一喝した時は、そこまで延々４０分モヤモヤイライラしていただけに、
スカッ！とした。
容疑者から決定的な証言を引き出すためにカマを掛けるって言うのは過去に何度もあったケド、
亀ちゃん相手の時は自分のモラルに欠ける行動を恥じたり罪悪感に苛まれたりしていたのに、
今回は完全に開き直っていましたね。
逆にカッコ良かったケド、
舐められてるぞ、カイトくん！


今回の見所は、セーリンの転び方。
これはとても良かった！
画面の隅で凄く良い演技してた。無駄に輝いてて凄く笑った！
あと、ウキョの車に寄りかかった時の横顔がハンサムだった。
今日気付いたケド、セーリンって脚細ぇなぁ。

そうそう、この話だけかも知れませんが、尋問時のセーリンの口調が変わってましたね。
イタミンが二人になったみたいで嫌でした。
「そんな事したら、ダメだよねぇ？」って上目線なのか下目線なのか判らないあの口調が好きだったのになぁ。

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